最終回 幕間(まくあい)『ヒトハアヤシ』  前島聖天に西の者たちが踏み込んでくる。その中に元閥の姿もあった。 どうやら西の者達の陰謀が見え隠れしている様だ。  前島聖天から、その真上に存在する江戸城を陥落させる事が目的だというのだ。 宰蔵は小笠原を逃し、前島聖天に留まるのだが、小笠原は妖夷を倒すため、幕府を守ろうとする鳥居耀蔵とともに、蛮社改所へと戻る。    どうやらこの男は、考えがあるらしい。。。 実はそこには、ある仕掛けがあった。。。   実は往壓は、生きていた。 あの刀で切ったのは、竜だけで往壓自身を切ったわけではなかったのだ。  往壓は、人の体から文字を取り出し、武器とし、西の者の陰謀を食い止めるのだ。 異界へと行ったアトルを往壓が追いかけ、人間の弱さを教えた。 そう。。。 往壓自身アトルが必要だと。。。 そして異界ではなく、人間として生きる事。。。 結局人は妖奇士で、妖夷は人が作り、そして妖奇士が倒す。。。 この繰り返しと言うことだ。。。 最終回、やっと妖奇士の意味と彼らの意味が理解できた。 ちょっと短いですね〜。 もう少し続けてほしかったと言うのが実感です。 【蕃書調所(ばんしょしらべしょ)】 安政3(1856)年、江戸幕府は「蕃書調所」を設立し、洋書の翻訳や検閲、洋学教育などにあたらせた。嘉永6(1853)年、ペリー来航を機に、洋学の研究や教育の必要性が高まったためである。 【漢神(あやがみ)・元】 首の部分を大きなまるい形で示したものに、人の側身形を加えた字。首の意味。元始の意味も持つ。 【漢神(あやがみ)・閥】 声符は伐(べつ)。伐は人+戈(か)。戈(ほこ)で人を斬る形である。 【漢神(あやがみ)・放】 方+攴(ぼく)。方は横にわたした木に、人を架した形。これを殴って邪霊を放逐する呪儀を示す字。 【漢神(あやがみ)・鳥】 鳥の全形を示す字。
- 2007/03/31(土) 20:39:30|
- 天保異聞 妖奇士
-
| トラックバック:2
-
説二十四『後南朝幻想(ごなんちょうげんそう)』 この世を拒んだアトルは、異界から祗影という巨大な妖夷を生み出した。その出現に、印旛沼は土石流に飲み込まれていく。   混乱の中、奇士たちの前に西の者たちが姿を現す。札を使い、妖夷を意のままに動かす事が可能だ。 彼らの正体とはいったい何なのだろう。。。  西の者は、何と宰蔵がつかう、舞を見せるのだが。。。 様子がおかしい。 どうやら、この舞には妖夷を落ち着かせるのと逆の力もあるようだ。  どうやら西の者は人が生み出す妖夷をあやつる事を幕府は知っていたようだ。 逆に言うと幕府がつぶされるのを恐れて、影で妖夷退治を行ってきたようだ。 しかしそこには恐ろしい真相が隠されていたのだ。  前島聖天に西の者たちが踏み込んでくる。その中に元閥の姿がある。 西の者との関係は何だ。。。  西の者が札を使って、妖夷の中に西の者が入り、妖夷をあやつる。 これはもう妖夷ではない。。。  そして、この妖夷を食う! 往壓は決意する。 そして駁へと姿を変える往壓。  その時、西の者たちと行動をともにしていた元閥が思わぬ行動に出る。 何と往壓は大きな西の者があやつる妖夷を倒すが、元の姿に戻れないのだ。 西の者は、不思議な力を持つ刀を元閥に渡す。 元閥は事もあろうに、人の姿に戻れない往壓を、その刀で切り捨てるのだ。。。 一体どうなるのか往壓! 西の者とはいったい。。。 不明な点が一つ一つ明かされてゆくのだが。。。 まだまだ不明点が多い。。。 その謎が次回明かされるのだろう。。。
- 2007/03/24(土) 19:48:38|
- 天保異聞 妖奇士
-
| トラックバック:2
-
説二十三『印旛沼古堀筋御普請(いんばぬまふるほりすじごふしん)』 江戸へやって来た太作という少年を助けて、黒坊主の噂を聞く。  太作の話を聞く事になる妖奇士達だが。。。 どうやらここには様々な陰謀がうごめいているようだ。 下総の国である印旛沼の工事中に相次いで事故が発生していた。 その事故は実は黒坊主という妖怪の仕業だというのだ。 小笠原は妖夷退治に動こうとしない。 工事が中断すれば、鳥居耀蔵の失脚に繋がるのだという訳だ。  小笠原の制止を聞かずに、印旛沼へ向う往壓達。 何とそこで遭遇したのは、人々を蝦蟇に変える妖夷だった。 しかしその陰には、西の者たちの姿があった。  どうやら西の者の配った札に書かれていた字に、この謎が隠されている様だ。 そして彼らは札を使い、妖夷を意のままに動かす事が出来る能力がある様だ。   往壓は、人間と妖夷が一緒になった者達を発見するが。。。 その対応が。。。 彼らから文字を取り出す時間がないのだ。 するとアトルが、今までの不安を一気に出してしまい。 異界の扉と思われる部分へ足を運んでしまうのだ。。。  しかし、この世を拒んだアトルは、異界から祗影という巨大な妖夷を生み出してしまう。 その出現に、印旛沼は土石流に飲み込まれていく事になる。。。 どうする往壓! アトルを助けられるのか! 次回が見逃せない。
- 2007/03/17(土) 19:23:19|
- 天保異聞 妖奇士
-
| トラックバック:3
-
説二十二『帰ってこないヨッパライ』 井戸の水が酒に変わるという事件が起こり、奇士たちが出動する。  そんな時に、朝鮮半島の東方、約140km沖合いにある火山島の日本では竹島で竹を盗んだ罪に問われた男が吉原にきた。 彼は数日後に罪のために切腹を言い渡されていたのだ。 (竹島は現在、国境問題で話題の竹島とは異なる)  妖夷を追いかけていた妖奇士達は、空から降ってきた酒に酔ってしまう。。。 妖夷を甘く見た様だ。。。  二日酔いにところてんという事で。。。 妖奇士達は妖夷を捕らえる手を考えるのだが。。。  妖夷を何とかおびき出すのだが、本体である妖夷を取り逃がしてしまう。  やっと考えた手で妖夷をおびき出したのは良いのだが。。。  この妖夷は、簡単な様で、面倒な奴らしい。。。   結局、酒を扱う妖夷では、どうにもならず、燃やすしか、手が無いと考えた。 結局炎で本体を燃やす事で妖夷を倒す事に成功する。 がしかし、この妖夷。。。 人間が作り出したのでは。。。 倒した後に残ったのが、何と酒を入れる壺だったのだ。。。   一方、藩の不祥事の責任を取って切腹を言い渡される状況にあるという男を何とかしたいと言う思いから、この世では生きられないその男を、異界へ導こうとするアトル。 異界の入り口を探すため、奇士や豊川狐と共に水の妖夷を生み出した発端を探す。 どうやら、飲んだくれの親父を思う子供の心が生み出した妖夷と言うことが分かった。 アトルの異界の道を開くのでは無く、この男の性根が問題と往壓は言う。 妖夷は人間が生み出すものだとすると、永遠に繰り返す事になるが、妖夷とはいったい何なのだろう。。。 それにしてもアトルは円盤に乗って空を飛ぶ姿は、素晴らしい。 あんな乗り物があったら恐ろしいことだが。。。
- 2007/03/10(土) 19:54:09|
- 天保異聞 妖奇士
-
| トラックバック:2
-
説二十一『星夜に果つ(せいやにはつ)』 新潟湾に浮かぶ船の中、異国からの積荷に 妖夷が潜む。 彼らは一体何者なのか。。。 そして何と 妖夷を目覚めさせてしまう。 妖夷は江戸へ向かって空に舞い上がった。 しかも人間を飲み込んでしまう。 従って 妖夷の中に人間がいる事になる。 どうやらその人間の母親の元に向かったようだ。  そしてその 妖夷は、娘たちを次々と化け物に変えていく。 妖夷が変えるのは、人間を吸血鬼に変える力を持つようだ。  小笠原にこの事情を話し、 妖夷の中に人が。。。 妖夷は、中に取り込まれた人物の母のところに向かうのだ。 しかし母は自害していた。 その手には火薬が。。。 そうやら、娘達が襲われたのは、花火などの後である事から、火薬の臭いがする女を狙った者と思われる。 妖夷を捕らえるため出動する奇士たち。  ところが綺麗な女を狙っていると情報を得た 妖奇士は、宰蔵とアトルを使って 妖夷をおびき出す事に。。。 綺麗な女を狙うという情報は、この男から得たのだが。。。 いつも的が外れるのがね〜。。。 それにしても新潟から江戸までの距離を、どうやってこれだけ早くこれたのだろうか。。。
船にしても早すぎる気がするのだが。。。 いずれにしても、元閥は火薬の臭いと目を付けていただけに、その間は当たった。  そして元閥に 妖夷が立ちはだかるのだが。。。 往壓は元閥とともに 妖夷に立ち向かい、勿論 妖夷を始末するのだが、気 鳥居耀蔵はこの事件の背後にいる「西の者」の存在を隠蔽しようとしていた。 「西の者」とは何者なのか。。。
そして彼らが妖夷を生み出す目的とは何か。。。
いずれにしても、影の群だらしき者がいるようだ。
- 2007/03/03(土) 19:18:40|
- 天保異聞 妖奇士
-
| トラックバック:4
-
説二十『不忍池子守唄(しのばずのいけこもりうた)』 二十五年ぶりに母親と再会を果たす 往壓。姿を消した養子に代わって、再び家に戻るよう勧められる。家を守るためにも、その申し出を受け入れるよう小笠原は 往壓を説得する。   その頃、奇士たちは竜導 往壓を名乗る少年を捕らえようとしていた。彼の本当の名は、土方歳三。 やっと見つけたと思ったら、 往壓が持つ剣と同じ柄の剣が変化したのだ。 その時に竜導 往壓を名乗る少年は自分の名を土方歳三と名乗った。 つまりは竜導 往壓の名をかたった者から受け取ったものだと言う。  アビが少年と戦うのだが、そんな時に少年が因縁を付けて逃げた奴らが仲間を連れて来たのだ。  そいつらが一斉に刀を抜くと少年の剣が妖夷となり、奴らの剣の憎しみを吸い込んでしまい。 完全に妖夷となって地中に潜り移動したのだ。   その頃、 往壓は、自分を本当の 往壓と気がついていないと思っていた。 養子に迎えた者と勘違いしていたのだろうと考えていた。 周りでは年のせいか記憶がおかしくなっているというから、なおさらだった。 しかし母はしっかりと 往壓である事を知っていたのだ。 はっきりと記憶が残されていたことに驚く 往壓だった。  そんな時にはアトルが、妖夷が出たと 往壓を迎えにきた。 母の前で実は 往壓の本当の姿は。。。 その姿を見せて空へと飛んで妖夷退治に出かけたのだ。 往壓は馬となった雲七と一緒になる事で、最大の力を発揮する姿に変身する。 その姿を初めて見せた。 そして妖夷を退治して、養子となった 往壓に小刀を渡すのだった。 養子になった 往壓は、その家を継ぐ事を承諾した事で、一件落着となった。 それにしても今回は、 往壓の空へと飛ぶ姿は、何とも恐ろしいというか、凄いというのか、この時代にこんな事がと言うのを存分に見せつけた形となった。 しかし、天保異聞 妖奇士は奥が深いというか、内容が難しい。。。 徳往壓の母。25年ぶりに 往壓と再会する。 林述斎(はやしじゅっさい)明和5(1768)年〜天保12(1841)年。江戸時代の儒学者。寛政5(1793)年に林家(りんけ)を継ぎ、寛政の改革で学制改革を行う。三男に鳥居耀蔵がいる。 幼名幼時の名。武士は生まれると幼名をつけ、元服のときに実名と通称をつけた。 漢神「爽」人の正面を表す「大」に、胸の左右に入れた墨の文様を表す。婦人が亡くなったとき、その屍に邪悪な霊がつくことを祓うために、朱で墨を入れたという。
- 2007/02/24(土) 20:43:06|
- 天保異聞 妖奇士
-
| トラックバック:2
-
説十九『『三人往壓(さんにんゆきあつ)』 事もあろうに、江戸市中に竜導 往壓を名乗る男が現われた。  二十五年もの間、家を棄てて生きてきた 往壓は、由緒高い家柄だった。  そんな時に大人の 往壓が現れた。 その姿は明らかに由緒高い姿であった。。。 所がその男は、橋から刀を投げ捨てたのだ。。。  そして今度は少年の 往壓が現れた。 一体そう言う事なのか。。。  偽者の 往壓の正体を探るため、小笠原は 往壓の生まれ育った家を訪ねるという。  その頃、アトルと狂斎は竜導 往壓を名乗る少年に出会う。 狂斎は、その少年が持つ刀が妖夷と感じ取るのだ。。。 いったいこの少年は誰なのか。。。   二十五年もの間、家を棄てて生きてきた 往壓は、家に近づく事が出来無かった。 それには理由があったのだ。 往壓は25年前に異界へと連れ去られた。 それはほんの一瞬だった。 しかし戻ってみると一年という日々が過ぎていたのだ。。。   彼の本当の名は、土方歳三で、 往壓の跡を継ぐ者として、刀と名前を譲り受けたという。 そして、歳三の持つ刀から妖夷が出現する。 往壓は25年前の自分の家に戻ってみる決心をする。  二十五年ぶりに母親と再会を果たす 往壓。 その頃、奇士たちは竜導 往壓を名乗る少年を捕らえようとしていた。 彼の本当の名は、土方歳三。 歳三の持つ刀から出現した妖夷は、竜導家の養子の後を追いかけるのだ。。。 今回は3人の 往壓が現れて、 往壓の過去も次第に解り始めた。 だいぶここに来て内容が明らかになった気がする。 湯島聖堂元禄3(1690)年、五代将軍綱吉が儒学振興のため創建した聖堂。 儒学者である林羅山が私邸に建てた孔子廟と、林家の家塾が湯島に移転された。寛政9(1797)年には家塾が幕府直轄の昌平坂学問所(通称、昌平校)となる。 土方歳三(ひじかたとしぞう) 天保6(1835)年〜明治2(1869)年。 後の新撰組副長。武蔵国多摩郡、豪農の家に生まれた。 妖夷 金士(カナシ) 竜導家の脇差から出現した妖夷。 漢神「士」鉞の刃の部分を下にした形。 その大きいものが「王」である。「王」「士」ともに、その身分を示す儀器である。 次回がままた楽しみだ!
- 2007/02/17(土) 19:22:47|
- 天保異聞 妖奇士
-
| トラックバック:2
-
説十八『『漂泊者の楽園(ひょうはくしゃのらくえん)』 姉ニナイとともに現われた 妖夷、於偶。 往壓は漢神を導き出そうとするが、その名が取り出せない。 ニナイとともに異界へと消えていく於偶。 結局アビの前には、涙孥という 妖夷だけが残される。 山崎屋に雇われていた青年米吉は、山の民に憧れ 妖夷を神と崇めている。    涙孥は 妖夷とニナイの子、ニナイは於偶の妻となったのだと語る米吉。奇士たちは涙孥を小笠原の屋敷に隠すが、そこへ 妖夷の肉の虜となった成川の手下たちが襲撃してくる。 どうやら 妖夷と人間との間に生まれた種族がいるらしい。 そいつらが、今回の問題の発端となった様だ。    結局アビは姉ニナイの姿にためらった。   そんな時にアビは 妖夷の中に入った、アビに重要なことを告げるために往壓もまた 妖夷の中に。。。 そして往壓は、彼女はもう人間ではない事を告げる。 そして 妖夷から”偶”の文字をを取り出すのだ。 於偶から浮かび上がった漢神。動かない姿の神像を示す字から成る。そのような人形を偶といい、偶像のことを意味する。 次に”異”は甲骨に刻まれたニナイの本当の名。「異」は鬼の頭をした者が両手を挙げている姿をあらわしている。 最後に”神火(あび)”アビから現われた漢神で、アビの名には「火山」の意味があり、往壓はその漢神を火に変えたのだ。 燃え上がる 妖夷から抜け出たアビと往壓。  最後にとどめを差し、アビが 妖夷を倒した。 どうやら 妖夷の存在は、単純ではないらしい。 一体どの様にして現れるのか。。。 またどうして出現したのかは不明だが。。。 妖夷と人間との間に生まれた種族もまた、不思議と言えば不思議だ。 妖夷の肉を食べると普通の人間なら絶えきれない事になる。 妖奇士達は、 妖夷の肉を食べて、 妖夷と戦っている特別な存在でもある訳だ。 次第に 妖夷と妖奇士の関連が見え隠れしてきたような気がする。。。
- 2007/02/10(土) 20:18:17|
- 天保異聞 妖奇士
-
| トラックバック:4
-
説十七『幽世(かくりよ)』火薬の匂いもしない銃声もしない「気砲」という銃を山崎屋に売ったというマスラオ。 蘭学者側であるはずの山崎屋がなぜ跡部を狙ったのか。また、姉ニナイが山崎屋に身を寄せている事を知ったアビは山崎屋へと急ぐ。  ところがアビに予想外の事態が起こる。  アビを知っているという男。。。 なかなかの使い手だ。 アビは記憶になかったが、この男の言葉から思い出した事は姉の事だった。。。 しかしそのことを聞けずに一時退散する。。。   一方、山崎屋に用心棒として雇われた宰蔵と元閥は妖夷の存在に気がつく。    そして主人の成川から妖夷の肉を食わされる事になる。 そしてこの男、一度妖夷の肉を食べるとどの様になるのか知っているようだ。 しかし 妖奇士である事は知らないらしい。。。   それにしても、この妖夷のそばにもう一つの妖夷が。。。 その妖夷を見たアビは、この妖夷だけは俺にと。。。 ところがこの妖夷を倒したかに見えたが。。。 何とそこにはまた別の世界が。。。  それはまさにアビの姉であった。。。 姉は妖夷を生き返らせたのだ。 不思議な力を持つ。。。 アビの姉、ニナイをさらった妖夷。 ニナイとともに山崎屋に出現した。 そして一体彼女はどんな力を得たというのだろうか。。。 往壓はどの様に戦うのだろうか。。。
- 2007/02/03(土) 19:50:58|
- 天保異聞 妖奇士
-
| トラックバック:3
-
説十六『機の民(きのたみ)』 勘定奉行跡部良弼が何者かに命を狙われた。 不思議な事に火薬の臭いもしないで、鉛玉が発射されたのだ。 一体武器は何だ。。。 やはり妖夷の仕業としか思えない〜。   同じように、山崎屋という薬種問屋では洋学嫌いの狼藉者が現われていた。 どことなくこの男、なんか影がありそうだが。。。  同一犯の可能性を疑い、奇士たちは調査に乗り出す。その頃、アビは町で機の民マスラオと再会する。  アビは体術に優れた「 山 ( さん ) の民」で「蛮社改所」の奇士。 素手で妖夷と戦う術を身につけている。 マスラオはどうやらカラクリの名人と共にカラクリ作りの職人でも有る様だ。   一方用心棒として、元閥と宰蔵が潜り込む事になる。   古き民の掟を破り、妖夷を倒しているアビに怒りを露にするマスラオだった。 そして「気砲」という銃をアビに向けるが、アビはマスラオを往壓の追っ手から庇おうとする。 アビは過去の事は話さないが、しかし往壓の働きで有る事を話す。 そこで妖夷との関係が明らかになる。  どうやら元閥と宰蔵が危ない。 とその時、天井に妖夷が現れるのだ!  一方アビは、山の中で消えた姉ニナイの話を往壓達に聞かせるのだった。 どうやら妖夷が絡んでいる様だ。 マスラオが作った「気砲」という銃を売った者と妖夷との関連が気になるところだ。。。 そしてマスラオは、火薬の匂いもしない銃声もしない「気砲」という銃を山崎屋に売ったという。 蘭学者側であるはずの山崎屋がなぜ跡部を狙ったのか。 また、姉ニナイが山崎屋に身を寄せている事をマスラオから聞いた。 アビは往壓と山崎屋へと急ぐ。 一方。山崎屋に用心棒として雇われた宰蔵と元閥は主人の成川から妖夷の肉を食わされると言う。 成川は言う。自分たちの目的は鳥居耀蔵なのだと。。。 はたして元閥と宰蔵はどうなるのだろうか。。。 そしてマスラオとアビとニナイはどうなる? 次週が気になるところだ!マスラオ蓬莱(ほうらい)村からやって来た「機の民(きのたみ)」。 同じ古き民であるアビとは、知り合いだが。。。 ニナイ山の民(さんのたみ)で、アビの姉。 昔、山で妖夷にさらわれた。
- 2007/01/27(土) 19:34:53|
- 天保異聞 妖奇士
-
| トラックバック:2
-
説十五『羅生門河岸の女(らしょうもんがしのおんな)』 吉原で発生した連続殺人事件。その謎を解く鍵として、どうやら死ぬと遺体から蝶の彫り物が消える事を突き止めた。 そしてそれを調査する 奇士達だが、その混乱に乗じて本庄ら鳥居の手下は、異人である アトルを捕らえようと計画するのだ。 そうやら一連の騒動を異人の流行病としたようだ。 そして殺人の濡れ衣を着せられ、 アトルが追われる事になる。   それにしても、この女、この女の首筋には花の彫り物が。。。   一方では アトルを見つけ出すのに必死だ。。。  狂斎は アトルを救うと往壓に宣言し、お歯黒溝から逃げ出そうとした アトルは、そこで遊女の清花と出会う事になる。    清花の部屋に匿われる アトルだが、火盗改の市野が現われ アトルを斬ろうとするのだが、 アトルは 清花に助けられる。 何とも哀れな感じだが、この時に何と不思議な現象が起きたのだ。  彼女の背中が割れて、中から蝶が出てきたのだ。 そう。。。 さなぎが蝶になる様に。。。  妖夷とみた 奇士達は、それを追うのだ。 そして、何と市野のまでが、妖夷と化してしまった。 往壓は、奴の体から文字を取り出し、戦いを終わりにさせた。  同じくして、蝶となって吉原を出ようとした妖夷も、姿が悲しく散っていってしまったのだ。 何とも悲しい恋の物語といったところだ。。。 それを人は愛と呼ぶ。。。 「愛」の字後ろをふりむいて立つ人の形に、心を加えた字。 あとに心がひかれるという意味を持つ。 お歯黒溝(おはぐろどぶ)江戸吉原を囲む溝のこと。お歯黒のように黒く濁っていたことから、この名がつけられた。 浄閑寺(じょうかんじ)浄土宗の寺で、新吉原の近くにあったことから、遊女たちが病気などで亡くなると、この寺に葬られたという。そっと門前に遺体を置かれることもあり、俗に「投げ込み寺」とも呼ばれていた。 羅生門河岸(らしょうもんがし)新吉原のお歯黒溝沿いの通りには下等な切り見世が立ち並び、特に東側は羅生門河岸の異名で呼ばれていた。 「愛」の字後ろをふりむいて立つ人の形に、心を加えた字。 あとに心がひかれるという意味を持つ。
- 2007/01/20(土) 19:28:50|
- 天保異聞 妖奇士
-
| トラックバック:3
-
説十四『胡蝶舞(こちょうまい)』江戸の吉原で、遊女が何者かに殺害されるという事件が起きた。 その容疑者として狂斎の名があがり、仲間と疑われたアトルともども捕らえられてしまう。     この事件に妖夷が関係しているとは知らずに、往壓たち奇士はアトルを助け出すため吉原へと急ぐ。 そこで、新たに殺人事件が発生する。 見つかった遊女の遺体を見て、狂斎はある事に気がつくのだ。 そう切り口が、一度刺した後に上に持ち上げる、そんな切り口だった。     しかし狂斎と言う男。。。 何処か影のある不思議な奴だ。。。 そして異界を知っている様だしなぁ〜。 有る雨の日に人の生首を取った話を始めた。 そして波に飲み込まれて有る色を見たというのだ。 狂斎自身も異界を見たというのだろうか。。。  往壓たち奇士は、狂斎の言葉に耳を傾ける。 そう〜。。。 発見された遊女の遺体には、切り口以外に、ある共通点があったのだ。 それは蝶の彫り物だった。   一方妖夷だったのを知らずに。。。 首に蝶の彫り物が。。。 彼女は一体何者なのだ。 今回は狂斎の謎に迫る部分が多かった。 前回同様に、彼はいったい何を見たのか。。。
妖夷を退治するだけの能力はなさそうだが。。。 ただ絵を書いて、自分の書いたものだけを信じるという男の心には、何やら往壓らと通じるものがあるような気もする。
そして今度の妖夷は、人の姿を借りて、何が目的なのか。。。 次回の妖奇士でその謎に迫れるかも知れない!
- 2007/01/13(土) 19:34:05|
- 天保異聞 妖奇士
-
| トラックバック:2
-
次のページ
copyright © 2005 Anime速報.com all rights reserved.
Powered by FC2ブログ.
|